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2012年1月13日

明日がくることを疑わなかった日々

かっても・・・

いまも・・・

明日がくることは当たり前のこととして今日を過ごしている。


かっては・・・

いまはもうない・・・が

明日は今日より必ずよくなると信じていた。


神戸山麓の学校はよく封鎖されていた

みんな明日をよくしようとしていた

そんなときに彼と知り合った

かれも同じように貧乏のさなかにあった


あれから数十年

みんな豊かになった

たった一本の万年筆を後生大事にする時代でもなくなった

インク代にもこと欠きながら綴った夢

失いながら豊かになっていった


気がついたら彼はいなかった

さいごの年賀状をぶっとい字で書き残して逝った。


投稿者: 管理者 日時: 2012年1月13日 21:46 | パーマリンク |TOPページへ   ▲画面上へ

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